よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

女性の飲酒と妊娠

 若い女性タレントを起用したお酒のCM、ポスターが目につく今日この頃。妊娠中にお酒はダメ、しかも妊娠初期に赤ちゃんの大事な器官が作られているから、まだ妊娠に気づかない頃が実は一番ダメ。妊娠って、夫婦で赤ちゃん欲しいと思って計画する場合もあるけど、偶然授かる人たちも多い。だから、若い女性に飲酒の習慣を勧めるのは良くないと思う。だって、お酒を飲むことのメリットって、実は少ない。適量はストレス発散になるかもしれないし、飲み会で盛り上がるの楽しい。でも、女性の方が少しのお酒で肝臓とか体を壊すっていうし、キッチンドリンカーとかアルコール依存症にもむしろ女性がなりやすい面もあるという調査結果も見たことがある。若い女性がお酒を飲む文化を作ることで得してるのは、お酒を造ったり売ったりする会社とか居酒屋なんじゃないだろうか。

 男性だって、お酒を飲まなくていいのかもしれない。一日一合以内の適量を、週2日以上の休肝日を作りながら飲んでる人なんて、ほとんど見たこともないくらい。みんな、飲み過ぎ。それで、肝臓を悪くする人も少なくないけど、多くの人は健康診断受けても大丈夫だしって思ってるだろうけど、肥満とか別の問題をアルコールがこっそり底上げしている。それに、日本人の遺伝子では飲めない人もいっぱいいるはずなのに、飲めて当然みたいな雰囲気の中で、無意識にもがんばらされている人が多いはずだ。

 元々そんなにお酒を飲まなかった私も、妊娠中で「飲めない」と思っている時に、いかにもおいしそうに飲む宣伝を見せられると、たまにはパーッと飲みたくなってしまう。焼き肉食べながらの生ビール、カジュアルなイタリアンでおしゃべりしながらのカクテル、和食の店で日本酒は飲めないから梅酒、おいしかったな。妊娠中のアルコールも少しくらいなら絶対ダメではないという人もいるけど。うっかり飲んで大丈夫だったお母さんもたくさんいるとは言うけど。マイナス1歳の赤ちゃんに、私の血液を通してアルコールが染み渡るかと思うと、一口だってとても飲めない。