よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

連休中だけど妊婦だから

 ゴールデンウィーク真っ最中。妊娠6か月の大きなお腹で人ごみに出かけるのも気が進まないし、出産費用・育児グッズの購入で物入りなところに連休料金の旅行に出かける気にもなれないし、家でのんびり。でも妊婦に運動不足はよろしくないので、近所へお散歩。まあ、こんな休日もありかなと思う。赤ちゃんが産まれたら、夫婦で今一つ休日を持て余しながらぶらぶらお散歩なんてのも無くなるだろうし。

 毎日赤ちゃんのことを考えている。自分の体も大きく変化しているし、生活も変わるし、当たり前といえば当たり前だけれども、何だか体の中の子どもが私の脳みそを操作して、自分のことを考えるように仕向けているような気がする。あるいは、私の思考が一部、赤ちゃんに乗っ取られている(というと言い方が悪いけど、共有している)感じもする。肉体を使って、何か月も使って、もう一つの個体を生産するなんて、ほんとうに原始的なことだと思う。こんなにテクノロジーや文化が発達しても、やっぱり人間は動物なんだなとつくづく思う。

 妊娠22週で、赤ちゃんは500gくらい。3000gになるまで、あと2Lのペットボトル一本以上の重量が私のお腹の中に入るかと思うと、不安になる。そしてそれを体の穴から出すのかと思うと、怖くもなる。みんながしてきたこととは言っても。早く生んでしまって、元気な赤ちゃんを手に入れたい気もするし、人生最後の子どもがいない期間にやっておくべきことをやっておかなきゃとも思う。でもそれは何だろう。夫と高級レストランに行くとか? 映画見に行くとか? なんか、そんなのどうでもいい気がするけど。