よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

産後クライシス!?

 ジェットコースターのように目まぐるしく、時にひっくり返る毎日。今一番に心を占めている「ダウン症候群をもって生まれてきた、この子の将来が心配」をとうとう夫に対して口にして、「なるようになる」と簡単だけれど一安心できる返事をもらった、と思っていた昨日。

 何がきっかけだったのか、「ゲームをしているくらいならお風呂に入ってきたら」と私が言ったんだっけか、「最近全然おもしろくない。悲劇のヒロインになっていて。昨日もダウン症が、ダウン症が』って言っていたし」と夫。そりゃあ、赤ちゃんがダウン症候群をもっているとわかったら少なからず今後の心配をするのが、いろいろな合併症のリスクと現在の日本社会と我が家の状況を鑑みれば当然なんじゃないだろうか。夫の言うことも大切だと思う、悲観的になっちゃいけないし毎日を楽しく過ごすのはすごく大事なこと。だけど、あなたは日々の家庭の雑事について、やらないだけじゃなくて私がこなしているのも知らずに過ごしているところもあって、今の毎日もその積み重ねの先にある将来も、ざっくりと「大丈夫」で済ますけれども、私はてんてこ舞いになっているし、あれこれ考えもする。

 父親と母親と、埋めがたい溝が突然、はっきりと、現れてしまったと感じる。夫は悪い人じゃないし、子どもをとてもかわいがっている。でも、お母さんにとって赤ちゃんのあなたは、他人ではなくて、自分と同じでもなくて、自分より大切な自分。子どものためならお母さんは何でもできるし、子どもがいてくれればお母さんはそれで十分。だから、産後クライシスにもなるんだなあ、と納得。