よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

最低限守るべき子育てのポイント

 子どもが、自分の手をひらひらさせたり、にぎにぎしたりして、それを眺めている。いかにも、「わー僕の手だー。僕の手動くよー」とわくわく楽しんでいる感じで、顔も笑顔で、かわいらしい。と、思っていたけど、もしかしてこれって自閉症の症状? 2,3か月の時に一時的にみられるというハンドリガードっていうやつを今頃やっているの? たっちゃん、もう10か月だけど。と思って、心配になった。心配してみると、なんだか得体のしれない仕草にみえてきて、前はほほえましく眺めていたのに、お母さんの顔は曇るようになった。

 思い余って、実家に遊びに行きついでに、母に相談してみた。「たっちゃんのこれ、大丈夫かな…今頃ハンドリガードってやつじゃない?」と。そうしたら、母は「そうなのかしら。この子は自分の手が動くのを、楽しんでいるようにみえるけど。私は心配しないわよ」と。その適当感、もとい、寛容で本質的な母親像に安堵した。さすが、ベテランのお母さん。

 原因を心配しても、対処を思い悩んでも、どうなるものじゃないしね。何かしてあげられることなら、考えてもいいのかもしれないけど。もうちょっと、たっちゃんを信頼して、どんとみていかないとだね。お母さんはまだまだ新米です。