よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

お母さんはたっちゃんとお別れできません

 とうとう、ばれた感じだ。たっちゃん1歳8カ月。私が仕事に行くので、預ける時、ぐずって私の足にしがみつくようになった。無理に離れると泣く。私がお母さんであること、仕事に行っちゃうこと、日中は会えないこと、ばれた感じだ。

 これまでは、遊びの片手間にニッコリ笑顔でバイバイしてくれてたのに。嬉しいような、切ないような。今日は一段と帰りが遅くなる予定なんだよなー外せない会議で、と思いながら後ろを振り返らずに出勤。

 一日中、ふとした瞬間に、たっちゃんのことを考える。夕方を過ぎて、たっちゃんに会いたくて居ても立ってもいられなくなり、トイレでこっそりスマホに入った写真を見る。余計に会いたくなる。

 急いで帰って(後でラインした同僚から「すごい勢いで帰ってたね笑」と言われたほど)、とうとう再会! たっちゃんも母さんに駆け寄ってくれる。かわいい。かわいすぎ。思ったより、かわいい。

 今日はなかなか寝なくてもいいよ、ちょっと遊ぼうよ、と思っていたのに。待ちくたびれたのか、おっぱいちゅぱちゅぱしながら、あっという間に寝付いてしまう。でも、置こうとすると起きる。離れないから抱っこしたまま、小一時間。この小さくて温かい生き物を、どうしても失いたくない。何十年もいっしょに生きて、いっしょに人生を全うしたい。