よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

うんちくん

 たっちゃん1歳8カ月。いつからか、便秘症だ。生まれた直後は、緑色のうんちをしていた。胎便というらしく、お母さんのお腹の中から新しくこの世に出てきた生き物なんだなあと、そのかわった名前と色のうんちから思っていた。それから、おっぱいとミルクで生きていた頃は、ゆるいうんちだった。ほとんど、おむつ替えの度にうんちが出ていたし、力まないからいつしたのかもわからなかった。それが離乳食が始まって、進んでいって、うんちは2日に1回にまで減ってしまった。お腹やお尻が痛そうではないけれど、朝食中に、顔を真っ赤にしてうーんと力む。

 赤ちゃんの便秘に良いということは、大抵試した。お腹のマッサージ、綿棒浣腸やこより浣腸、そして水分を多めに飲ませる。食べ物は、果物や野菜を増やす。オートミールやオリーブオイルを料理に入れる。納豆やヨーグルトの発酵食品。それから、赤ちゃん用の下剤という酸化マグネシウムも使ってみた。溶かして、ざらざたして飲みにくそうだったから、お砂糖もちょっと入れて。

 最終的に、たぶんこれが効くと思ってるのは、乳酸菌。大人用の錠剤を、少しの水に溶かして飲ませる。乳酸菌は赤ちゃんにも安全。錠剤には添加物も使ってるだろうから、ちょっと気になるけど。でも子どもの便秘は万病の元。お熱を出したり、吐いたりお腹痛がったりで、救急外来に駆け込むことにもなりかねない。

 だから、うんちくんが出てくれると、いつものことながらほっとする。たっちゃんにも、これがうんちだよと、オムツごと見せてあげたりする。えーっとびっくりした顔をするから楽しい。あと何年かしたら、やたらうんちと言ったり、うんち話で笑ったり、するようになるんだろうな。楽しみだね。