よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

療育疲れ

 たっちゃん1歳10か月。ダウン症なので、本当は、療育というのに通っているはずだ。療育というのは、私もたっちゃんを産んでから知ったのだけど、まあ普通の子が通う塾とか体操教室とか何とか教室みたいなものだ。できるだけ小さい頃から通って刺激を与えた方が良いと言われているらしく、それこそ0歳の頃から、赤ちゃん体操なるものがある。年齢というか発達段階に応じて、他に、理学療法とか、作業療法とか、摂食指導とか、言語訓練とか、まあ行こうと思えばいくらでもある。

 本当は通っているはず、と言ったのは、今は通っていないからだ。全然、どれにも。はじめはいくつか行ってみたのだけど、0歳の頃は食事(ミルク)や睡眠のサイクルが短いから、お出かけするのもなかなか大変だった。少し大きくなってくると、たっちゃんにもご意思というものが強くなってきて、いくら先生から有り難いご指導があってもその通りにできないのだ。例えば、ボールに座るバランス訓練というのを習っても、まあまずボールに座りたがらない。転がして遊びたがる。

 これは健常児の習い事とかお受験と同じなんじゃないだろうか。つまり、個性や個人差もあるし、子どもに強制し過ぎても良くないし、まあほどほどにしておけばいいんじゃないだろうか。うちも、また時期が来たら、療育を再開しようと思う。例えば、たっちゃんが行きたいと言ったりしたら。別に子育てに手を抜いているつもりも、ダウン症児に愛を注げないつもりもなくて、私もそういう風に育ってきたから。