よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

お母さんは腹筋が痛いです

 子どもの相手をし過ぎて、腹筋が痛い。今日は日曜日。たっちゃん(1歳10か月)のリクエストに応えて、Eテレの「いないいないばあ」の「わーお!」の録画を繰り返し再生しながら、たっちゃんを抱き上げて、高い高いして、振り回して。たっちゃん(体重10kg台)。きつい。結構きつい。でも、あの笑顔、あのはしゃぎ声、あの「もう1回」と指を立てて目を大きくして顔を近づけてくる仕草。断れない。5回終わって、死んだふりして逃げた。

 子どもが生まれてから、いろいろなことが変わった。外食や旅行に、基本的に行けなくなった。行く親子もいっぱいいて、その方が主流派だけど、私は外出の準備やそれで子どもの生活が乱れることのフォローを考えると、行かない方がよっぽどいいと思ってしまう。良い親したいんじゃなくて、たぶん私の家事力のなさと、めんどくさがりなのと。それから、自分の洋服とか化粧とかに全然気を使わなくなった。これもちゃんとやってるママの方が多そうだけど、やっぱり私はそれどころじゃなくなってしまった。

 不思議なことに、自分が美味しいものを食べたいという気持ちもほとんどなくなってしまって、そうしたら生活がいくぶんか楽になった。なんでだろう、寝不足で食欲がないだけなのかな、お母さんになるってこういうことなのかな。それから、冒頭の様に子どもの相手もするし、家事も忙しいから、ダイエットを気にすることもなくなった。太れない。

 今の生活に、意外と不満がない。意外と、生まれてきてから今までで、一番満ち足りている。強いて言えば、今、腹筋が痛いのが辛い。