よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

本当の子ども

 大好きな大好きな自分の子どもニャタ2歳だけど、何がニャタなんだろう。見た目も、性格も、病気で変わる。太ったり痩せたり、浮腫んだり、部分的に成長したりしなかったり、怪我をしたり手術をしたり、装具や補助具を付けたり。見た目は結構変わる。性格だって、具合が悪ければ怒りっぽかったり不機嫌だったり、もっと元気がなくなれば大人しい子になるかもしれないし、薬の影響もあるだろうし、ニャタの本当の性格なんて言っても、環境でも変わる。抱きしめた時の感触も体温も匂いだって、病気したら変わる。私の大切なニャタは、どこへ行ってしまうの?

 自分だったら、子どもの頃に、親に何を見て欲しいだろう。見た目や性格じゃない、変わった時に自分の子じゃない、あなたじゃないなんて言われたらたまったものじゃない。どんなに移り変わっても、その時々の私を、そしてまた私が変化することに構わず、見ていて欲しいと思う。

 だから、自分の子どもニャタのこともそう思う。人間は物質だ。いつどうなるかわからない。それでもニャタが大好きだ。どんなニャタも好きなんだ。抱きしめてキスするんだ、嫌がられるけど、まだ2歳なのに先が思いやられる。