よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

妊娠中も上手にストレス発散したい

 妊娠中の生活には制限が多い。とは言っても、産科の先生は「走っても重い物を持ってもいいですよ」とずいぶん寛大だった。ただ、周りの人たちが心配してくれるし、自分でもそれを振り切ってまで、一般に要注意と言われていることをする自信はない。辛い物や刺激物を食べ過ぎないように、雨の日は転ばないように慎重に歩く、カフェインの入った飲み物は少ししかダメ、お酒は一切ダメ、体を冷やしちゃダメ、何かをまたいで歩くのは(転ぶといけないから)ダメ、ウエストのぴったりした服はお腹を締め付けるからダメ。
 それでなくても、疲れやすいし、万年便秘っぽいし、何よりお腹の赤ちゃんのことをいつも大切に思っているから、自分が妊婦であることは常に頭から離れない。それに加えて、何かやろうとすると「妊娠中はダメなこと」がいっぱい浮かんできて、がんじがらめになってしまう。ちょっと、ここはそろそろ、ぱーっといった方がいいんじゃないだろうか。ぱーっと何がいいかな、たまにはデパートのフルーツパーラーとかに言って、いい香りの紅茶を一杯だけ飲みながら、大きなケーキかパフェを食べるとか。ディズニーランドに行って、パレードを見てぬいぐるみを買うとか。書き出してみると、自分がかわいそうになるくらいささやかだな。これができないのは、今は仕事してる日が多いから時間がないのと、太り過ぎないように甘いもの控えてるのと、4月から今の仕事はできなくなるから収入が減るのが気になって出費に敏感になってるのと、夫の仕事が忙しくて休みが合わないこと。

 でも次の休みには、とりあえず近所でも夫とお茶を飲みに行くだな。こんなことでもやもやしてるなんて、お母さんになり切れてないのかもしれないけど。完璧なお母さんを目指してノイローゼになったりはしないから、こんなお母さんをよろしくね、お腹の中の彼子ちゃん。あなたのことも、自由にのびのびと育ててあげたいと思ってます。

(2月24日分)