よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

マタニティウェアデビュー

 妊娠5か月のはじめだから、赤ちゃんはまだ50gくらい、胎盤や子宮の大きさを考えてもそんなに大きくないはずなのに、お腹の中が満杯な気がしてきた。例えば、便秘。便が溜まる場所があるというより、腸がうまく動かなくてお腹の中を通過できない感じがする。立ちくらみも、お腹を押されたり、足からの血液が戻ってこないせいな気がする。それに、ご飯。貧血っぽいし、母体の体重も意外に増えないし、食べつわりも終わって異常な空腹感はなくなってきたから、ちょっと遠慮なく食べてみようかと思ったこの数日。なんと、そんなに食べれない。2人前食べるのが夢だったのに、1人分でお腹がいっぱいになってしまう。

 お腹自体も結構大きくなってきて、初産なのに(経産婦さんは子宮や腹壁が伸びやすいと聞くけど)、いままでのパンツ(下着の)がいかにも小さくなってきた。妊娠16週まで来てマタニティーショーツを用意してないのがいけないのかもしれないけど。妊娠してすぐに妊婦用雑誌みたいのを買い込んできた時、夫が横からのぞき込んで、マタニティーの通販ページで「デカパン…」って呟いたのがちょっとトラウマ。洋服のパンツのウエストはまだそんなにきつくないんだけど、下着はブラジャーもパッドをとって使ってる。確実に体形が変化している。

 望んで計画した赤ちゃんでも、お母さんになる気満々でも、やっぱり今までこの日本社会で若い女性として生きてきたし、体形変化が気になるのは急には消えない気もち。それは少しずつ受け入れるとしても、マタニティーウェアは、綿で締め付けのない合理的なデザインと母親モードを最優先したものばかりではなくて、もうちょっと、女性らしく、新婚の妻が着る感じのものがあってもいいんじゃないかな。母ばかりでなく妻でもあることが、夫婦が作っていく家庭を幸せなものにするために必要なことだと思うし、それが子どもの幸せにも繋がるのだと信じてるから。