よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

ベビーグッズを買わなきゃいけない

 もうすぐ妊娠9か月。妊娠31週も後半。何もしてないのに息が切れて、何もしたくなくなると、ご飯の時間のサイン。時計を見れば、前の食事から何時間か経っている。妊娠前のように、空腹感がやってきたり、お腹がゴロゴロ、キューいう音を立てたりはしない。もうお腹いっぱいだから。もうすぐ2kgになる赤ちゃんがいつも入っているから、空腹にはならない。

 食べ始めると、口の中が酸っぱくなって、食べ物の味がしなくなって、おいしく感じられないことにも慣れた。出産したら、赤ちゃんのお世話で今より大変だけど、ご飯は久しぶりに美味しく食べられるようになるらしい。あと1-2か月、終わりが見えているから今は別に構わないという気もちでいられる。

 仕事を続けていて体力が持たないことを言い訳にしていないで、そろそろ赤ちゃんグッズもちゃんと揃えないといけない。いよいよ産休にも入るし。ベビーベッドとか産着は用意し始めているけど、おむつとか、ベビーバスとか、哺乳瓶とか、ベビーカーも考えなきゃいけないし、用意しなきゃいけないものは、いくらでもある。

 時々、母子ともに元気に退院できなかったらどうなるんだろう、と考えてしまう。ベビーベッドの用意された部屋に、泣きながら帰るんだろうか。家族も悲しいし、私にかける言葉もないだろうし、それほど親しくない職場の人たちとだって、さぞかし気まずいことになるだろう。心の底にそんな気持ちがあって、ベビーグッズを用意するのが怖い。よくみんな(ではないけど一部のプレママの人たち)は、幸せいっぱいに可愛いグッズを買い集めることができるなあと思う。そんな縁起でもないこと考えてないで、元気に赤ちゃん問と退院することを強く信じて、いろいろやっていかなきゃいけないんだと思う。お母さんになるんだから。