よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

復職へ

 育休を取らずに、産後8週の産休明けで復帰することにした。フルタイムで。選択肢が、業務内容も雇用制度的にも積み上げてきたものを全て放棄するようなアルバイトか、乳児を抱えて無理としか思えないフルタイムか、しか職場から提示されなかった。散々迷って、というか決められなくて、でもフルタイムはできないからアルバイトにすると夫に言った。

 「それは難しい問題だね」と言われた。絶対にいつもどおり「それは(妻)さんが決めることだから、いいんじゃない」と言われると思ったのに。事実上の反論。我が家でとても珍しく、はじめてかもしれない事件だ。そんな夫の一言をきっかけに、結局フルタイムで希望を出した。

 「働いていた時の(妻)さんは楽しそうだった」と夫は思っているらしい。夫は保育園や学童を利用して育って、自分の子は幼稚園に入れたいと言っていたのに、私のことを思って言ってくれたのだろう。夫の鑑だ。でも、でも、私はフルタイムで働きながら、せめて夜だけでも赤ちゃんにおっぱいをあげながら、朝食も夕食も準備するのは無理ですよ!そこのところもご協力いただけるのだろうか、不安。