よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

育児疲れ

 いくら子どもが可愛くても、夜中に授乳して、朝出勤して、夕方子どもを受け取って家事をして、って生活をしていたら疲れる。今日はとうとう限界に達して、夫のいる休日で気が緩んだのもあるけど、めまいと吐き気と頭痛と腹痛で起き上がれなくなってしまった。それでも、おっぱいあげる時だけは起き上がったんだけど。

 午前中、本当におっぱいをあげるだけで、それからおっぱいが出るように何とか食べたり飲んだりしただけで、夫にさすがに申し訳なくなるくらい全部やってもらってしまった。夫は料理をしないし、育児にも不慣れで、だからこそ自分が頑張って疲れたところもあるんだけど、そんな夫に「あれをこうして、これをああして」と寝ながらお願いして何とかなった。夫はびっくりするくらい大変だったと思う。3品くらいを冷蔵庫から出してレンチンするだけでも、フルコースの料理を支度したくらいに大変そうだったし、子どもを前にぼーっとしてるから「このおもちゃで遊んであげて」とかお願いしたら、子どもが投げた部品が顔に当たったりしていたし。でも、とても大変だっただけ、かえって私のしんどさが分かってくれたみたいだし、子どもの笑顔を引き出せて嬉しそうにしていた。

 私の親戚には関節リウマチに罹っている人が多くて、出産してからは私も発症したのかなと思うくらいに体中が痛くて、特に朝起きた時は関節が固まって動きにくかった。それが、半日ゆっくりしたら、すっかり良くなった。昼からは子どもと元気に遊べて、まだ3か月の赤ちゃんだけど手をとってダンスしたら、きゃきゃきゃといつになく大声で笑ってくれて嬉しかった。育児疲れでダウンしたおかげで、夫と子どもと、家族の絆が深まった気がする。お母さんというのは、ただただ毎日元気で頑張ることが正しいんじゃないんだと思った。