よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

賢い子になるおもちゃ

 ついつい「知育玩具」を検索してしまう。我が子を賢くしてくれるおもちゃ。月齢が進んだとき、今のおもちゃで飽きてきたとき、新しいおもちゃを買い与えようと思う。カラフルな視覚への刺激、にぎやかな聴覚への刺激、いろいろな触覚刺激、体を動かす工夫。使えば使うほど伸びるということなのか、刺激的なおもちゃがたくさん売られている。

 確かにそういうおもちゃは、赤ちゃん受けもいい。大人が「素敵だな」と思うような、例えば木目の積み木とかよりも、ちゃっちいようなど派手なプラスチックのブロックの方が、子どもの目をとらえて手を伸ばさせる。

 でも、うちの子が一番好きなおもちゃは、生活用品。ザルだったり、お箸だったり。赤ちゃんが遊ぶようにできているものではないから、尖ったところとかが危ないから、できるだけ持たせたくないんだけど、ものすごい勢いで奪い取ろうとする。

 いくら賢くなりそうな立派なおもちゃを買い与えても、興味を持って遊び尽くさなければ、なかなか効果は期待できないわけで。それならザルでもお箸でも、目を爛々とさせて飛びつき嘗め回すほうがいいのかなと思うわけで。赤ちゃんが触っても安全なザルを探したり、お箸で目を突かないように気合いを入れて見守ったりする、今日のお母さんでした。