この見たことのないかわいい生き物は何て言うんだろうと、もう2年近く思っていて、これが人間の赤ちゃんそして自分の子どもというものなんだと気づいた。
たっちゃん1歳8カ月。最近また、赤ちゃん返りならぬ、おっぱい返りをしている。朝起きて、おっぱいで二度寝。お母さんのことを起こして、抱っこでおっぱいを要求して、自分だけもう一度すやすや。もうちょっとお母さんのことも寝かしといてくれてもいいのに。次は、朝食の準備ができて、さあ食べましょうという時。あるいは、準備中に台所で。それから、朝食の最中。たっちゃんとお母さんは、それぞれの椅子を横に並べて座ってるんだけど、おっぱいをつんつん指さして要求してくる。それから、次はいつだろう。
お母さんは毎日仕事に出かけてしまうので、日中はおっぱいできない。帰宅すると、まずおっぱいの日もある。そうでなくても、夕食の時。それから、いっしょにお風呂に入ろうとして服を脱いだ時。それから、お風呂中におっぱいをせがむ時もある。そしてもちろん、寝かしつけの時。日付が変わって、夜中や明け方に添い寝で添い乳。本当におっぱい大好きっ子。何か寂しいとか、満ち足りないとか、お腹空いたとか喉乾いたとかあるのかと思って、心配したこともあったけど、どうもただのおっぱい好きだ。
まあ減るもんじゃなし、どうぞと思っている。生活の流れが中断されるし、何より、何だか何をするのにもとっても時間がかかるけど。まあ自分のおっぱいに自分の赤ちゃんがくっついているというのは、悪くないことでもある。お互いに至福のひと時というか。肌と肌の触れ合いが。
いつまでおっぱいなんだろう。いつまで赤ちゃんなんだろう。最近、赤ちゃんを卒業して子供っぽくなってきた。あっという間だ。お母さんの方がついていけないくらいだよ。