よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

世の中を一緒に楽しもう

 栗きんとんを頂いた。栗と砂糖だけのお菓子。美味しいものを食べると、たっちゃんと一緒に食べたいな、一緒に楽しみたいなと思う。だけどたっちゃんはまだ1歳で、もうすぐ2歳になるんだけど嚥下障害があってまだ離乳食だから、そして個性なのかスプーンで離乳食しか食べないから(おにぎりとか赤ちゃんせんべいとかバナナ手づかみでとか食べれそうなのに)、お母さんがひとりじめ。

 栗きんとんをかじって、お茶をすする。たっちゃんが、お母さんのお湯のみを指さし、自分の口を指す。「お茶、たっちゃんも飲みたい」の意思表示。初語はまだないけど、指さしで二語文が始まってる、気がする。たっちゃんの障害がわかって、お母さんとしてはベビーサインでお話しできたらいいなと思って、本を買って覚えた。でも、日中預かってくれる私の母は、ベビーサインに興味を示さなかった。この間、小児科の先生の前で、たっちゃんが自分のほっぺたを人差し指で盛んにこすって「マスク、先生マスクしてるよ!」とアピールした時、先生にベビーサインですか?と聞かれたので、こういう経緯でオリジナルのサインであることを話した。そしたら、「私以上の年齢だと、(ベビーサイン)覚えるの大変だと思う」と先生が一言。なるほど、うちの母が覚えてくれなかったのは、まさか覚えられなかったのか。

 なんだかんだと、たっちゃんとはオリジナルサインでお話ができている。食べ物を一緒に楽しめる日ももうすぐだろう。それから、もう少し大きくなってわけがわかるようになったら、ディズニーランドにも行きたいな。それから、海でバシャバシャする気持ちよさも知って欲しい、お風呂好きだし。それから、それから、楽しみだな。