スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

赤ちゃんグッズのふわふわ世界

 アマゾンでシャンプーを買おうとしたら、ムーニーのオムツを勧められた。購入履歴から表示されるのだ。音楽を聞こうとすると、再生履歴にトップ回数で、アンパンマン体操のアイキャッチアイコンが目立っている。たっちゃん(2歳)と一緒に踊りたいと思って、猛勉強したのだ。たっちゃんはバアバに連れて行ってもらっている児童館で覚えたんだけど、お母さんはお仕事で行けないから、夜な夜な振付や歌詞をリピート再生で頭に叩き込んでいるのだ。

 こんなことが、幸せ。お母さんになれたんだなあと思う。ベビーグッズの優しいデザインに囲まれる日々。毎日を埋めるために、受動的な虚しい趣味をかき集めていた頃に比べて、何て庶民的で暖かいんだろう。

 妊娠中、夫とはじめて、赤ちゃん本舗へ買い物に行った時のこと。夫婦や家族のお客さんがいっぱいいて、私たちもこの仲間に入るのかと思ったら、わくわくした。ところが、夫は「俺はこういう普通な感じになりたくない!」とか、わけわからないことを言っていた。それまでは渋谷の洋服屋巡りなんかが定番のデートだったから、かっこつけたいのかと思ったけど、あの時に間違いに気づくべきだったな。この人は、家族の生活ができないんだと。

 たっちゃんがいて、たっちゃんグッズに囲まれて。この生活を、何より大切にしたい。私はもう、ただひたすら、お母さんでありたい。それが望み。