よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

遺言ではないけれど(思い残すこと)

 もし私が突然、脳みそに異常を来したら。それが事故でも、病気でも、精神障害でも。子どもを産んだ今となっては、ただ、その子が心配。誰かが、世話してくれるだろう。だけど、最低限伝えておきたいこと。

 たっちゃんにとっては、体のこと、病気や治療のことが一番だと思う。2歳になって、気がつけば、たくさんの病院にかかっている。小児科の主治医で血液検査とか、耳鼻科で定期的に耳掃除と滲出性中耳炎のチェック、障害児センターの眼科で斜視の経過観察(視力差が出ればそのうち手術予定)、整形外科で足の関節が変形してきたのに対し装具を作る予定。これだけのことを、お母さんである自分しか把握してないことが、不安。

 こんな時に、お父さんもいる家庭なら、助け合えていいのにな。同居してくれているバアバも大体知っているはずだけど、昔からふわふわしてる人だし、今は年齢を重ねた上に、孫の世話で手一杯で、そこまで期待できない。私の兄に、メールしておく。私に何かあれば、そしてそれが私のみに関することで、たっちゃんも兄も無事なら、兄はたっちゃんを見守ってくれるだろう。

 お母さんって、いろんなことを心配して、あれやこれやしちゃうものなんだな。メールを受け取った兄も、なんじゃこれはと思ったかもしれないけど。しょうがないよね、お母さんなんだから。たっちゃんもお母さんも、昔話のように、いつまでも仲良く達者で暮らせますように。