実録東京生活

この世界を楽しく生きていくために。

お母さん頑張れるかな

 「頑張るんだよ、頑張りなさい」と、熱く励まされた。道ですれ違った、知らないおじいさんに。何かの預言者みたいだ。

 おじいさんは犬を連れていて、私はたっちゃん(2歳)の入ったベビーカーを押していた。子どもを連れて歩くと、いろいろな人が声をかけてくれる。母親と違って愛想のよい子どもなもので、勝手に手を振ったり会釈をしていたりするものだから、余計に構ってもらえるのかもしれない。

 見た目は結構普通だと思ってきたけど親の欲目なのか、大きめの赤ちゃんが搗き立ての餅のようにのべっと座って違和感が出てきたのか、障害児なのがわかったのかな? そういえば、学校の先生みたいな、子どもを見る目がプロっぽい雰囲気のおじいさんだった。

 頑張れという言葉は、かける相手を選ぶというか、うつ病の人には言ってはいけないらしいし、なかなか他人に言えない言葉だと思っている。でも、言われてみたら、嫌みもなくすっと入ってきて、何となく私の母力をパワーアップさせてくれるような、有り難い言葉だった。

 そのままで良いとか、ありのままを受け入れるとか、そういうのにも少し飽きてきた。頑張れたっちゃん!頑張れ私、お母さん!そんな強い気もちで前に進んでいくのもいいかもしれない。あのおじいさんとすれ違ったのも、何かのご縁ということで。