実録東京生活

この世界を楽しく生きていくために。

人生が楽しくなった

 人生変わるとか、自分を変えるとか、あり得ないと思っていた。死ななければ、いつか生きていて良かったと思える未来が来るなんて、その場しのぎの嘘だと思っていた。

 それが今、一人で町を歩いていても、とても楽しい。国道を走る車が、素敵なものとして目を引く。赤い郵便局の車、大きなトラック、バイク。青いゴミ収集車もやってきた。そんな色んな車を見かけるだけでも、とても楽しい。違う違う、と思って、湧き上がってくる笑いをこらえる。車が好きなのはたっちゃんで、私じゃなかった。たっちゃんといっしょじゃない時に見たって、しょうがないのに。いつの間にか、たっちゃんの視点が私の中に埋め込まれて、たっちゃんのように何でもない風景を楽しめる心が、私の中にも生まれた。私が2年前に産んだたっちゃんなのに、お母さんを変えてくれたんだね。

 早く家に帰って、たっちゃんの顔が見たい。匂いを嗅ぎたい。日に干したほかほかのお布団みたいな香ばしいたっちゃん。でもうんちをした時だけ、まだオムツだから、うんち臭くなるたっちゃん。子どもを産み落とす、なんていうけど、お母さんは子どもを産み入れたと思うよ。