スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

一人で寝てくれ

 寝かしつけが、めんどくさい。なんて言っちゃいけないんだろうけど、特に疲れた日とか、特に大変。寝る時間を過ぎて、遊びたがる子ども。でも眠いから、ぐずる子ども。寝てくれーと念じる気持ちが顔に出ると、子どもが落ち着かなくなって更に眠れなくなるようで、心中穏やかじゃないのを必死に取り繕って、優しいお母さんを演じて、お眠り頂く。

 そんな風に子どもが寝た後、様子を見に行ったり、自分が寝る時に、子どもと目が合うとぞっとする。え、また寝かしつけしなきゃいけないの? というのが、一番。次に、ここで起きたら睡眠リズムが乱れて体に悪いぞ、とか子どもの心配。あくまでも一番と二番、その順番。とっさにこんな風に思うお母さんで、ごめんね。

 目が合ってしまった子どもが起きずに再び寝るように、こちらは何気ない風を装って、背中をとんとんしたりする。そのまま寝てくれると、ほっとして、可笑しくなって一人で笑いをかみ殺し、それから本当にかわいい生き物だなあと思う。

 この可笑しさは、何だろう。暖かくて幸せな気持ちだ。彼は私に守られていて、守られるというのは心地よいもので、そしてそんな心地よい生き物を私の心に住まわせているという、守るものをもつ者の感覚だと思う。