よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

会話成立

 週末ごとに、自分の子どもの成長を感じる。といえば聞こえがいいけど、平日は仕事にかまけて、子どもをよく見れてないんだろうな。子育て片手間状態のお母さんですまんね。

 先週末にびっくりしたのは、たっちゃん(2歳)と会話が成り立つようになったことだ。今までも、もちろん、たっちゃんは言いたいことを伝えてきた。「あれをしたい」、「これを食べたくない」、そういうことを言ってきた。お母さんその他の大人からの指示も入っていた。「いや今はそれはやめなさい」、「これも食べましょう」、そういうことを言えば従ったり、イヤイヤと騒いだりした。だけど、はじめて会話が成り立つと感じたのは、相互作用が生じたからと言えばいいだろうか。会話の行方が私にも分からなくて、私とたっちゃんと二人のやり取りの中で、紡がれていった。そう、間主観性が成立したのだ。

  夜になると、ぐったりと疲れてしまった。四六時中、耳を澄ましているのに疲れたのだ。たっちゃんはまだ発音も不明瞭だし、言ってる中身の筋も通ってないことがあるし、それでも伝えたい感情は湧き出ている。それをキャッチして、精神統一して彼の心理を感じ、彼に伝わる形で投げ返し、 二人で航路を進んでいく。クリエイティブな作業過ぎて、大きなエネルギーが必要だった。

 まるでたっちゃんはお母さんのエネルギーを吸い取って成長していくようだ。ちゅっちゅ、とね。職場で大人の世界に囲まれると楽ちんだから、そこでお母さんはエネルギーを回復させる。全てはたっちゃんのために。