よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

段取りが良くなった

 あれって何て言うんだっけ、昔時々見かけたおもちゃ。パズルのピースが正方形で、台から外れないようになっていて、一か所だけピースが無くて、順番にずらしてパズルを完成させるやつ。

 たっちゃん(2歳2か月)が奥から物を取ろうとする時に、先に手前の物をどかすという知恵がついた。しかも、先にどかした物を置いた場所に、次の物を置きたくなったら、また先にどかした物を動かすということもできるようになった。段取りとか、試行錯誤とか、そういうこと。やっぱり前頭葉が発達するのは少し遅めなんだな。

 思いやる、ふざける、ずるをするといった、複雑そうな感情は、いつの間にかみられるようになっていた。だます、なんてこともできちゃう。数日以上前のことを覚えているような記憶力も発達している。タスクの組み立てとか、ストラテジーみたいな、ほぼ純粋に理知的なことは後なんだな。感情があまり伴わないものは弱いんじゃないだろうか。原始的なシステムである感情は、強力で複合的な問題解決に役立つ。そのかわり、本人の理性にも完璧にはコントロールできない、ブラックボックスでもある。

 たっちゃんの感情がブラックボックス化して、たっちゃんを苦しめることにならないように、お母さんがしっかりと育ててあげなきゃいけないな。