スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

ただ忘れたくないだけの出来事

 ややこしい話だし、あまり他人に関係ない話だけど、記録しておく。

 ある日の朝ごはん。ニャタはCDで音楽を聞きながら、食事介助されている。アマゾンのエコーが欲しいけど、諸事情で未導入。ニャタは次々とCDチェンジを要求してくる。サインというか、曲の振り付けの一部で、お母さんにはニャタが何を聴きたいか分かってしまう。「大きな栗の木の下で」とか、「幸せなら手をたたこう」とか。

 あんまり次々言ってくるので、言葉はまだしゃべれないのに、うるさいという事態。私もしびれを切らして、もうしばらく替えないと言うが、「とりあえず最後に、これに替えてくれ」的なことを訴えてくる。「じゃあいいけどさ、今度CD替えたくなったらどうするの?」と、2歳半の21トリソミーに伝わるわけもないのに、思わずぼやく私。

 そうしたら、ニャタはお母さんの顔を見ながら、CDを横に置く動作をする。そう、いつも私が、「次に聞きたいコーナーに置いといて、後で替えてあげるから」と指示している場所に。

 私の発言を聞いて理解し、どうするか考えて(いつも何て言われているか)、それを私に伝えてくる力。ニャタ思ったよりすごい。

 それだけの話なんだけど。人間侮っちゃいけないなあと。発話の能力なんて、認知機能の一部でしかないなあと。確かに一部だけど、全部を代表するものでもない。もちろんプロファイルは21トリソミーだけど、何にもできないわけじゃない。