実録東京生活

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胎児に不安がある人へ

 妊婦健診で異常を指摘されたり、妊娠中に元気な赤ちゃんが生まれてくるのか心配になったプレママさんが、ブログを読みに来てくれる。検索ワードを見てそう思う。

 大丈夫だよ、と呟く。伝えてあげたい、そして、かけがえのない妊娠期間を存分に楽しんで欲しい。

 うちは出生前診断を受けなくて、生まれてきたのは障害児なのだから、何が大丈夫なんだと思われるかもしれないけど。でも、妊娠中に不安だった私に、今の私は大丈夫だよと伝えたい。羊水が多くて再検査になったこと、血糖値が高くなったこと、胎児の足が短かったこと。最後の方は健診の度に「赤ちゃんが寝てるのかもしれませんね」と言われて、後から来た妊婦さんが先に帰っていったこと。出産直前は、赤ちゃんがお腹の中で大きくならなくなってしまって、一週間後にもそうだったら帝王切開しますと言われたこと。あの頃の私は、ずいぶん心配したなあ。でも先生にも助産師さんにも「様子を見ましょう」としか言われなかったから、「まあ、いいのかなあ」と思って、心配を忘れて出産の準備をすることができた。ニャタが生まれてすぐは、障害のあるニャタが背負っていく苦難を思って、妊娠中に出会った先生たちや助産師さんたちの言葉を思い返したりもした。

 でも、いま毎日最高に楽しそうなニャタと、初めて本当の幸せを知ったくらいの気持ちでいる自分で、やっぱり大丈夫だったなと思う。この先に何があろうとも、今この瞬間があるのなら大丈夫。

 たぶん、今妊娠中の妊婦さんたちは、まず間違いなく、元気な赤ちゃんを産むんだと思う。確率的に。でも、もし何かあっても、その先には今の想像が届かない世界があることを、覚えていてほしい。早まらないで、希望をもっていて欲しい。今を楽しんで欲しい。

 かつて私が、インターネットの向こうにいる親切な人の言葉で救われたように。あてもなく、私の拙いけど心を込めた言葉を、流しておこうと思う。