スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

ちゃんとご飯を食べられる子に育てたい

  うちのニャタ君は、1歳を過ぎても、自分でご飯を食べようとしなかった。スプーンで食べさせれば食べる。おもちゃでの遊びっぷりを見れば、スプーンを持って動かせることも明らかだ。なんなら、戯れにスプーンを口に運ぶことだって無くもない。

 でも、自分では食べない。手づかみ食べもしない。「そんな、手で触るなんて!」という、妙に潔癖なリアクションを見せる。ご飯を小さなおにぎりにして、私が手で食べさせようとしても、食べない。それをスプーンに乗っけると、食べる。スプーンに乗っけた小おにぎりに、私の手を添えると、食べる。私がおにぎりを手に持って、スプーンを添えると、食べない。なんだよ。

 それが2歳を過ぎてようやく、自分で食べるようになってきた。スプーンにのっけてあげたご飯を。ただし、「いないいないばあ」みたいに手で目隠しをする動作をして、私の方をじっと見る。「見ないで」って言ってるんだ、この子! なんだよ。

 私が見ないふりをしてあげると、自分で食べる。で、すっごいキラキラした目で見つめてくるから、「上手だね!」って言ってあげると、満足そうな顔をする。見ないのに、上手だって分かる私。指の隙間から見てるしね。落としたら対応してあげてるしね。まあそこは、2歳だから。

 呆れてババに、「何なの、この子。見ないで、だって。何なの?」と言えば、「私は驚かないわ」と。「あなただって、そうだったじゃない」と。そうでした、私も小さいころ、ものすごい恥ずかしがりで人の目を気にしいで、幼稚園の先生に母から「あまり見ないでやってください」と頼んでもらった程だった。私からの遺伝でしたね。でもさすがに、私は2歳の頃は天真爛漫だったと思うけど。世代間促進現象ってやつかな。

 人生の初めから、人間は社会的生き物なんだ。不思議な生物だ。ニャタ君は今日も、自分でご飯を食べたり食べなかったり。大自然の野生に放たれたら、絶対生き残らないタイプじゃないか。大事に育ててあげなきゃね。