実録東京生活

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歩き方がおかしい

 ニャタの歩き方は、おかしい。2歳を過ぎて、ようやっと歩き出したのは喜ばしいことだけど、両足を広げてドタドタと歩く。10歩くらいで、バランスをとり切れなくなってしゃがみ込む。小脳に病気がある人の、運動失調に似ている。

 それに加えて、両手を挙げて歩く。手でバランスをとる姿は、歩き始めた小さな子や、何かゲーム等でしている時の大人でも見られる。だけど、高齢者の人や神経変性性疾患の障害者では、あまり見られない姿だと思う。逆に、パーキンソン病の人は、歩くときの手の振りが減って、前かがみに、緊張して固まった様に歩く。

 年をとると赤ちゃんに返るなんて喩えをしたりするけど、歩行の発達と退行は、けっこう違う気がする。似ているのは、睡眠と覚醒のサイクルとか。筋力を使わないことは似やすいのかな、少しずつ蓄積した筋力は、高齢者でも結構残っているから。

 歩行のリハビリテーションにも行ってみたけど、「足をこう置いて」とか小さい子が言われてやることじゃないし、親が手を添えてあげるったってきりがないし。まだ歩き始めのその意欲を大切に、しばらく見守っていこうと思う。「変な歩き方を直すより、正しい歩き方を覚えさせる方が早い」とか、「変な歩き方が身に付くと、膝を悪くしてしまう」とか、そんな脅しのような文言を頭の片隅に封じ込めながら。