痩せてしまった自分の子を見て、本当に胸が潰れる思いがする。それでも、持病があるとはいえ今回はただの風邪で、少しこじらせたけど良くなってきているのだから、大袈裟に騒ぐところではないのかもしれない。特に、いろいろな状況にあるお子さんやご家族のことを思えば。でも本当に胸にずんときて、一日中、「こんなに痩せちゃって…」と呟いては抱きしめてしまう。そして骨ばった体に、ここももっと肉がついていたはずと、切なくなる。明るいお母さんでいなきゃ、本人を不安にさせちゃいけないのに。
点滴で浮腫んだ時も、高熱で意識が朦朧としていた時も、逆に自覚症状に乏しいのに治療上の生活制限や押さえつけての検査がある時も、我が子のこんな姿より辛いことはないと心が張り裂けそうになってきた。弱い親だなあ。どうしたらもっと強くなれるんだろう。この子を守っていくために。
ボリュームもパワーも無くなってしまった表情で、それでも満面の笑みを浮かべるニャタ。歩くのもやっとなのに、意に沿わないとひっくり返って泣き叫び全力の抗議をするニャタ。キザミ食さえ飲み込みが難しくなり、それでも嫌がらずに一生懸命に食べたのに、十分に消化吸収できずまた体力を使って排泄するニャタ。君が大切すぎるから、大事すぎるから、お母さんはもうどうしていいか分からないんだよ。ただ環境を調整して体力を守って、食べやすいものを与えて、君のもつ力を信じていくしかないんだよね。
今日もありがとう、明日もよろしくね。