よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

軽度~中等度知的障害の3歳児にできること

 洗濯物を畳む

はじめは広げてあげてたけど、最近は洗濯カゴから自分で出してそのまま畳める。上手くいくと、私よりキレイな仕上がり。 畳み方はけっこうオリジナルなのが、かえって不思議。私が畳むとおりを真似したり覚えたりしたわけではない様子で。基本的に自分のものだけを畳むのは、大きさが手ごろなこともありそう。もちろん、私から見てぐちゃぐちゃな出来上がりになることもあるけど、そのまま仕舞っちゃうのはニャタを尊重することを隠れ蓑にした私のずぼらさ。

鼻吸いの部品を一人でもらいにくる

電動鼻吸い器メルシーポットを愛用している我が家。使い終わったら部品を水洗いして、ホースのところはお風呂場に干している。ある日私がお風呂洗いをしていたら、居間でバアバと遊んでいたはずのニャタにドアをノックされて、開けたら、指を鼻の穴に向けた後、両手を重ねて、私を見てにっこり。「鼻吸い器(のホース)をちょうだい」ということだ。渡したら、すたこらと歩いて帰っていった。 

しりとりカードをする  

カードに動物の絵と、名前が平仮名で書いてあって、くじら、らくだ、だちょう、と並べていく玩具。ニャタは少しばかり平仮名が読めて、しりとりも理解しているらしく、これが一人で出来る。何枚か並べると力尽きるけど(飽きるのか、集中力の限界なのか)。たまに間違えるのがかわいい。「ら」と「わ」とか、ほんのり似てるかもしれないね。五味太郎さんの絵がカラフルで母も癒される時間。

五味太郎 しりとりぐるぐるカード(どうぶつ) ([バラエティ])

保湿剤を塗ってくれる

私はアトピー持ちで、子どもには赤ちゃんの頃から保湿剤を塗ると良いと聞いたので、やっている。最近では、私が無意識にぽりぽりと体を掻いていると、ヒルドイドローションを持ってきてくれるようになった。しかもニャタが手のひらを出すのでローションをのっけたら、私が掻いていたところに塗ってくれるのだ!柔らかい手、優しい仕草。たまらないね。ちなみにバアバが、「子供に皮膚がきれいな時から保湿剤を塗っておくなんて知識が当時は無くて、ごめんね」と私に言ってくれたけど、それはしょうがないと思う。祖父が寒風摩擦を勧めてきたのを断って守ってくれたこと覚えてるよ。

よく見てよく考える

これはバアバが教えたのか、頭ごと目を近づけて「よく見て」、人差し指をこめかみ辺りに当てて「よく考える」というジェスチャーをするようになった。パズルをしていてうまくはまらない時とか、自発的にこのジェスチャーをしている。どこまで分かっているのか謎だし、効果のほども謎だけど、小さい子が自分でやっているのが面白く感じられる。

 

何ができる何ができないを人と比較するのではなく、ニャタは自分の人生を生きていて、それが私にとって大きな喜びになっているということ。