近頃のニャタは決まった会話をするのが好きだ。
パターン1「体温計のケースが無い」
私:あれ?体温計のケースが無いよ。
ニャタが座る位置をずらし、お尻に隠されていたケースが出てくる。
私:あった!もしかしてニャタが隠していたの?
ニャタ:(にやつく)
私:お母さんびっくりして頭コツンして痛いしちゃうよ~。
ニャタ:(ご満悦の顔)
生後初のニャタの発熱に気づけなかった反省から、強迫的とは思いながらも未だに日に三度、体温測定を辞められない。そして、このパターン1会話も、ほぼ日に三度繰り返される。
パターン2「空耳だね」
ニャタ:ぶー
私:あれ?いま電話(着信通知のバイブ)が鳴った?
ニャタ:うん
ニャタ:(違う違う、と手を振る)
私:鳴ってないんだ、じゃあ空耳だね!
なんで一度、ニャタが「うん」と言うかというと、反射的にどうしても言ってしまうのだ。だから、ひょんなことからニャタに空耳という言葉を教え、ニャタとしては「空耳だね」の会話をしたいのに、どうしても出来なかったのだ。それに気づいて、一度「うん」で会話を受けて、改めて「(違う違う、と手を振る)」で否定を示すように工夫したら、ようやく「空耳だね!」にたどり着けるようになったのだ。
ニャタのような子どもにとって、否定するって難しいんだね。反射的に出てしまう言動を止めるのって難しいんだね。面白可愛いよ。