よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体ニャタは育っています

アラームで起きて夜更かしする

 右手の震えが止まらなくなって、しびれが辛くて、どうすれば止められるの!と思ったらアラームをバイブで知らせるiPhoneを握りしめて眠っていた。また朝寝坊だ。ニャタも横で寝ている。でも私が起きたらすぐ起きて座ったから、私が起きるのを待っていたのかもしれない。そのくらいする子だ。

 ニャタが生まれて、NICUを退院して家に帰ってきたとき、私は一晩に何個もアラームをかけて寝た。Maxの10個くらいかけた気がする。3時間おきの授乳時間の、少し前と、ちょうどと、万が一寝過ごした時の30分後。それを3セットくらい。アラームで起きては、次のアラームを止める感じで。赤ちゃんと言えば、お腹が空いたりおむつが濡れたりしたら泣いて起こしてくれるものだと思っていたから、泣かないニャタを眺めて「……。」と思った。アラームという文明の利器も、泣かないニャタも、「便利なんだか何だかなあ」と思っていた。

 母は、赤ちゃんが泣く少し前に自然に起きられると豪語していた。自分が子育ての時はそうしていたと。私が、「アラーム育児は何だかなあ」と言っても、「それがどうした」っていう感じだった。「私だったら起きられるし」、みたいな。ニャタの障害を必要以上に気にしなくて良いんだと、子育てを楽しめば良いんだと、そういう意味だったのかもしれないけど、慣れない育児で寝れなくて疲れ果てた私にとっては、「『それがどうした』って言われても何だかなあ」と思っていた。

 おかげさまで元気に育ってきたニャタに一安心できるようになって、当時の気持ちが成仏してないことに気づく。iPhoneのアラームや、そういった当時を思い出させるものに、気持ちが引っかかる。でも、ここまで無我夢中でよくやってきたよ私たち親子は。これからは、悲しいことは悲しいと、辛いことは辛いと、きちんと表明しながら、最愛のニャタを愛でていきたいと思った。それから、もう少し早寝しないと。

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