よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体ニャタは育っています

色々感じて考える

 白い粘土を不格好に丸めて、「ニャー」と言いながら両手をグーにして胸の前に揃えた。「ニャーニャの、お腹?」と聞いたら、そうだと。ニャタが気に入っている猫のヌイグルミは、お腹が丸い。これが初めて、ニャタが自発的に作った粘土作品になった。

 昨日から突然、「ぼーくー、さんさーい」と指を3本立てながら言うようになった。テレビで子どもが、名前に続けて「三歳です」というのを聞いてからだ。これが初めて、ニャタが自発的にしゃべった二語文になった。スマホで動画に撮ってあげたら、チェックして2本指を立てて首を振る。動画で指を3本たてているが、角度が斜めで、指が2本に見えたらしい。やり直したい雰囲気だったので、撮り直ししてあげたら、強めに「ぼーく、さんっさーい!」と言ってレンズに向かって指3本を主張し、満足そうだ。2歳みたいだからやり直したい、と思ったのね。

 今年度から集団の療育を増やしたので、週2だったPTは月2に減らしたんだけど、付き添いのバアバによると、久しぶりに会ったいつものPTの先生に背を向けたきりだったらしい。「どうしてそんなことしたの?」とニャタに聞けば、両方のほっぺたに親指を当てて、「ぷんぷん」と怒る真似をする。「もしかして、先生が会ってくれなかったと思ったの?」と聞けばうなずく。「ニャタが療育増えたから、先生は減らしてもらったんだよ」と説明したら、複雑な表情をしていた。

 いろいろと考えていることが、私との間でやりとりできるようになってきた。3歳半。発達指数は今いくつなんだろう。領域によってもばらつきがありそうだけど。知的障害っていうけど、こんなに情感は豊かだったりするんだなあと思う。知情意は全て高次脳機能なのかと思ってたけど。この生き物を大事に育てていくしかないな。

 相変わらず、「ぺっちゃぶー。べっちゃぶ」「あー、べっちゃぶー」と言って、笑っているニャタ。ねえ、ぺっちゃぶーって、何なの?

にゃらんがゆく でしといっしょ (PHP文庫)