明け方に冷えるニャタに、今夜から新しいスリーパーを投入した。寝入りばなの体温が冷めてきた先ほど、それを着せた。怖くて私はまだ寝られない。
1週間ほど前だったか、ニャタを熱中症にしてしまった。寒くなるこの季節、朝目が覚めるとニャタが冷えていることがあって、ふかふかの布団のようなスリーパーを着せていた。数日はそれでも、足先がほかほかにはならなかった。ある数度気温が上がった日、朝起きると熱々で朦朧としたニャタがいた。
気温の絶対値のせいではなく、季節の移り変わりについていけない感じがする。熱中症になった日も、少し暖かかったからではなく、寒くなって数日経ってニャタが冬バージョンになっていたことが原因な気がする。
そして、体調の変化を、不快を訴えられなかったニャタ。赤ちゃんの頃に比べたら、寝返りもできるし、吐き戻したら泣けるだろうし、横で寝ながら…の心配は無くなったかと安心していたのに。夜中にふと目覚めた時、ニャタが息をしているか確認することも、もう要らないなんてたかをくくっていたのに。
ミルクの頃のように、3時間おきに目覚ましをかけるのが懐かしい。あの頃は、ミルクを作ってゲップをさせてと、起きるたびに作業が大変だったけど、今はちょっと様子を見るだけ。全然頑張れる。
そろそろ、毛布のような新しいスリーパーが暑すぎないか確認したら、次の目覚ましまで眠ろう。この世の中には、数時間以上を続けて眠れない親がたくさんいるなんて、あんまり考えたことなかったけど。それでも賭けのような毎晩を、何とか無事に過ごして来られたことさえ、何て言っていいか分からないのだけれど。