よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

合目的的な行動

 意思を発動するようになった頃から、気が利く子だとは思っていたけど(通り道を開けてくれるとか、取ろうとしたものを近くに寄せてくれるとか)、最近は行動力を伴って、役に立つようになった。助かる。

 立ち上がるのが面倒なとき、「○○するから、△△を持ってきてくれない?」と頼むと、小さな体でえっちらおっちら誇らしげに持ってきてくれる。「カアカアが(やって)」と断られる時もあるけど。お風呂上りに体を拭いてくれたり、靴下を履かせようとしてくれたり、私が彼にやってきたことを真似してやってくれようとしたりもするし、実際に多少は効果を発揮している。下半身の洋服の着脱は自分で出来るようになって、しかも8割がた自分でやりたがる(これ大事、基本できることをやらない子だから)。

 もちろんそれでも、私が彼のために身を粉にしていることには変わりがない。何より、食事のスプーンは相変わらず持とうとしないから、私も諦めて食べさせているし。先日うんちを初めておまるでしたけど、こちらが頑張って声掛けすれば出来るおしっこは相変わらずおむつで済ませているし。

 子育てはタブララサに書き込むことではないという高尚な信念と、甘やかしてダメにするなんてことはない本当に本人の心を大切にするのならという抽象思考に拠って、楽な障害児育児を実践したいと思う。やれてやりたいことはやってもらうし、そうでなければやってあげる。