いたずらをして、「ほんとーに、ほんとーに」と言って微笑みかけてくるニャタ。
子育てにネガティブな言葉はよろしくないだろうと、「ダメ」「やめて」「悪い子ね」「いい加減にしなさい」などなどを出来るだけ飲み込んでいる。残った「本当に…!」が今の私の口癖であり、それを真似しているのだ。いたずらは、物を落としてそれをしかも私に拾わせようとしたり、ペットボトルや軟膏チューブを私が使う時にすかさず蓋を取って隠してしまったり、そんなこと。他愛もないのだが、日々疲れる。彼は何を試しているのだろう?
コロナでリハビリの通院も、訪問の療育もお休みになっている。期せずして、健常児の子育てに近づいた気がする。そして楽だ。毎日のんびりと近所の公園で散歩する。離乳食をスプーンでひと匙ずつ食べされるのはもう慣れた。品薄のオムツを確保するのは少し神経を使うけれど。幸いニャタは元気そうに楽しそうにしているし、もう再開しなくていいかな。
朝目が覚めると、小さめの愛しい人が、私にぴったりと抱き着いているかあるいは私の上に乗っかっている。こんな幸せな目覚めってない。