さっさと寝てくれ、くらいに思いながら、お昼寝布団を敷く。一瞬目を離していたニャタが、満面の笑みで何冊もの絵本を抱えて再登場。いやいや…と思って、いやいや、はだからニャタの口癖なんだな私がよく言ってるんだな、思う。3本目の21番染色体をもつ人たちは空気を読むのが得意なんじゃなかったっけ…と呆れながらも、そのハッピーオーラに圧倒されて、穏やかに絵本を読んであげることになる。
「そうだったらいいのにな」という歌詞が聞こえてきて、「ニャタは何だったらいい?」と聞いてみたら、「僕、まま」と返ってきた。この自己肯定感は、彼のもつ染色体による気質だと思う。
— カアカア (@twp_tokyo) 2020年4月11日
ニャタは私に乗っかって眠るのが好き。甘えっ子なのか威張っているのか、それとも気道の問題か何かでその方が息がしやすいのか、とりあえず重い。でも、私が守るべき方なのに、何だか安心するのも事実。くっついている方が、体温も分かるしそもそも息をしているのかも伝わってくるし、面倒を見やすいのもあるけれど。
寝かしつけて家事をしようと思っていても、ついつい一緒に寝入ってしまう。その時、私たちの脳波は同期しているのではないかと思う。疲れとか寝不足のせいじゃなくてね。何だか二人で一つの生き物になった感じなんだよ。ニャタが生まれきたばかりのころ、この子は私のキノコだと思っていたけど、しゃべって歩いて独立した今は、最早キノコでも赤ちゃんでもないのだけれど。
最後まで赤ちゃんなのは匂いなのかな。100㎝近くなった大きさも、筋肉がついてきた抱き心地も、独特ながら達者になった語り口も、もう赤ちゃんではないけれど。嗅ぐとホカホカお日さまの匂い。
— カアカア (@twp_tokyo) 2020年4月11日
変わった生き物だなあ、という気持ちは変わらない。私の、唯一無二の、大切な。