よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

小さなおうちで

 新しく借りた狭い部屋は、設備も今までのファミリータイプとは違って、たとえばお風呂も自動でお湯を入れる機能とか無くて、「そうか」と思う。でも、台所の周りにおもちゃを置いて、そこで遊んでいるニャタを見ながら家事ができるし、ニャタも凝縮された配置に「素敵いっぱい」と言ってくれたので、頑張っていこうと思う。

 子連れの引っ越しはきつい。とは言っても、当日はバアバに預けられたから、だいぶ恵まれている方なのだけれど。電気屋さんで買ったレンジは宅急便で届いて、自分で設置するのか出来るのかなあと思っていたら、洗濯機設置の業者さんがサラッと配線していってくれた。随分と親切な方がいるものだと感謝だし、本当にそうなのだけど、部屋と私の惨状も目に余ったのかなと寝る時になって気づいた。

 引越し当日も翌日もニャタは随分とお利口さんにしていてくれて、新しい環境の刺激を楽しんでくれているようだったので、本当に助かった。でも、週が明けて預ける時、珍しく私にしがみついて離れなかった。さすがにストレスも溜まったんだね。体を壊さないように、上手いこと発散させないといけない。

 職場で食べるコンビニランチが唯一最大の贅沢、兼、栄養源になる日が来るとは、実家で学生をしていた頃の私は考えもしなかったけれど、喜んでいいんだか悲しんでいいんだか、今が一番幸せなのである。我が子と二人きりのおうちで、ひっそりと愛を育んでいきたい。