赤ちゃんの能力は底知れない。0歳7ヶ月になったニャトは、言葉をよく理解しているように見える。「へえ、へえ、へえ」と情けない声で訴えてくるのが得意。今朝は、夫が着替えをさせたら嫌がってぐずっていたので、「ありがとう、は?」と促したら、「あぎー」と言った。確かに、いつもと違う発音をした。
昨日は、ニャトがむせた時に大人たちが話をしていて、誰もあまり反応しなかったら、わざとらしくむせ続けたように見えた。思わず笑いながら、「どうしたの?」と頭を撫でたら止まった。
6歳も半分以上過ぎたニャタは、もう母を超えている。頑固に自分の希望を押し通そうとする。それでいて、願いが叶わなくても、ケロッと次のことを始める。真面目な顔して「はい、わかりました。気をつけます。ありがとうございました」と言えば、全てを水に流せると思っているのではないだろうか。
とにかく、もう母が理解して統制する対象ではなく、力強く生きていく一つの生命体であるのだ。そうでも思わないと、毎日やってられない。