ニャタは自分で食べない。怒ってやらせると食べられるけど。
2人で食べていた時、私1人がスプーンを持って2人の口に交互に運んだ。私おかず、ニャタご飯、私おかず、ニャタご飯、みたいに延々と食べてしまうことがあった。
ニャトが生まれ、なぜかベッドに置けない子で、幸い祖父母が近所にいてくれるので、手伝ってもらうことが増えた。ジイジは、歳のせいもあり、間違えてビールをニャタに飲ませそうになった。寝不足の私は間違えないように、自分の納豆にも辛子を入れないようにした。
ニャトの離乳食が始まり、私1人で、私を含めて3人の口に運ぶことになった。ニャタは、「それニャトくんのだよ」と言ってくれるし、間違えてニャトのペーストをニャタにあげても大丈夫。でも、ニャタの塊をニャトの口に入れたら詰まってしまうだろうと、緊張した。
ニャタは、かじりとりもしない。ニャトは、スプーンよりも、かじるものが好きになった。ニャタの刻み食を間違えてニャトの口元に運んでも、食べない。ニャトのナゲットやフレンチトーストを間違えてニャタの口元に運んでも、食べない。あっという間に、兄弟で逆転した。
ニャタは反抗期なのか、大人とのコミュニケーションで逆を言ったり無視したりするようになったけど、ニャトには優しく話しかける。ニャトはまだお座りが安定しないのに仰向けに置かれることを嫌がるけど、ニャタが話しかけると笑う。