ジイジがニャタに、「この夏たくさん歩いて、足はだいぶ筋肉がついた。腕がまだ細いから、体操をしよう」と言った。ニャタはバアバに、「足は筋肉だけど、腕が細いから、体操する」と伝えた。バアバはニャタに、「そんなことないよ! 腕も筋肉がついているよ」と言った。
ジイジとバアバは意見が合わない。何十年も前からそうだし、衝突し続けている。ニャタはジイジに、「バアバが、腕も筋肉がついてるって」と言った。ジイジは事態を察して「あはは」と笑った。
夫は、なかなかニャタと遊んでくれない。ニャタが断ったとか言うけど、ニャタだって色々と察しているのだ。心から楽しそうに誘えば、そうはならない。確かに、最近のニャタは口ばっかり立って、扱いにくいのかもしれないけど。
学校に行けば、複数の先生たちが、ニャタと接してくださる。やっていることは、低学年で知的障害もあり、お勉強というよりも遊びに見える。遊びが一番の学びということも含めて。お友達と並んで電車ごっこをしていて、楽しそうだった。
こうして、たくさんの人たちがニャタの周りにいてくれて有難い。最近では、弟ニャトとも遊べるようになってきた。6歳と0歳は、もうすぐ7歳と1歳になる。