実録東京生活

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幻覚の話をしよう

 

幻覚なんて良くあるね

脳のメカニズムを考えると、幻覚というのは普通のことだ。脳が好むのは、整合性をつけること。そのためには、嘘をつくことも厭わない。だから、感覚刺激が多すぎたり少なすぎたり、疲労や加齢や病気で中枢神経の処理能力が弱ったりすると、脳はそれを認めるのではなく、幻覚という嘘を作り出す。

 

知らないと驚くけど

家族や自分が幻覚を体験すると、驚く人が多い。いったいどうなっちゃったんだろう、これからどうなっちゃうんだろう、と。でも大丈夫。幻視でも幻聴でも、幻覚それ自体は、何も悪さをしない。脳がどうかなっちゃったりしない。ただ、その幻を信じて行動することで害を被ったりとか、あるいは幻覚が起きる原因となった事態のせいで、よろしからぬことが幻覚とセットでやってきたりはする。

正しい幻覚との付き合い方

だから、幻覚に出会っても、まずは落ち着いて。急がず騒がず。精神病や認知症も悪いものではないけれど、過労や加齢がきっかけに過ぎないかもしれないのだから。元気な若者だって、感覚入力の遮断があれば幻覚が起きうるし、かえってそれが正常な脳の反応だ。

 

認知症のある方が、亡くなった大好きなお母さんの姿を見て声を聴いて、お話をしているのを見かけて嬉しくなったことがある。いつか私も幸せな幻覚に恵まれますように。