よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

最近の読書というか岡村靖幸ベイべ記録

岡村靖幸「純愛カウンセリング」  

 

純愛カウンセリング

純愛カウンセリング

 

 インタビューと言うダイアローグは面白い。インタビュイーが興味深い人たちで、岡村靖幸というインタビュワーも、もちろんそうだし。最終章の精神科医名越先生は、のちに覚せい剤で裁判で協力した?という話を知って、より趣深い。名越先生の言っていることは、何と言うか、「俺は人の心理がわかるんだよプロだから」みたいな、上からというか深くないというかありがちな感じ、なのに岡村ちゃんがその存在を信じちゃってる感じ、何か二人で手を取り合ってどっかいっちゃうのを読者は眺めるばかりなんだけど、それがまた岡村ちゃんらしい感じ。ベイべなら楽しめるし、そうでなくても心理好きには一読の価値があると思う。2004年発行で、古さは感じるけど。

  

岡村靖幸「あの娘と、遅刻と、勉強と」

 

岡村靖幸『あの娘と、遅刻と、勉強と』 (TOKYO NEWS MOOK 479号)

岡村靖幸『あの娘と、遅刻と、勉強と』 (TOKYO NEWS MOOK 479号)

 

 対談相手や岡村靖幸の、雑多な具体的エピソードが面白かった。そんなことあるんだ、とか、知らない世界だけど納得だな、とか。でも岡村靖幸はそのオフィシャル写真みたいべっこう飴みたいにいつも同じものを出してきて、ベイべと呼ばれるファンの端くれになってみると、それが好きな気もするし、違うような気もするし。

 

ユリイカ 2013年7月臨時増刊号 

 

ユリイカ 2013年7月臨時増刊号 総特集=岡村靖幸

ユリイカ 2013年7月臨時増刊号 総特集=岡村靖幸

  • 作者: 岡村靖幸,都築響一,江口寿史,坂本龍一,松尾スズキ,藤田貴大,小林エリカ,サエキけんぞう
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2013/06/10
  • メディア: ムック
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 評判が悪いとおり、間に合わせ感溢れる本だった。でも、中村勇吾さんの記事は一読の価値ありだった。岡村靖幸を尊敬しつつ、関わりながらも冷静な感想をもち、それをきれいに話してくれる、良い人だなと思った。その鏡で見た岡村ちゃんは、他より少し人間らしく見えた。

 

岡村靖幸 結婚への道

 

岡村靖幸 結婚への道

岡村靖幸 結婚への道

 

いやあ面白かった。改めて、そういえば、結婚て何だろう。制度? 好きな気もち? 個人と個人の約束事? 親族とか文化? 岡村ちゃんのガイドで、考えさせられた。坂本龍一がめちゃくちゃな感じで、それが伝わってくる文章で、だからよく聞けてるインタビューなんだろうなと思った。でも結婚って大事なことで、人間が他人と関係することなんだ。少しわかった気がした。