よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

発達障害向けライフハックは万人に良いのか?

発達障害ライフハックは前頭葉を育てる 

  ニャタはライフハック塾に通っている。療育という名の。いろいろな感触の物を触るよう勧められたり。合図で止まるパブロフ犬の真似をさせられたり。

 周りの子どもは動き回っているらしい。ニャタは運動が苦手だから目立つぽい。周りの子たち、プライバシーの問題で聞いてないけど、自閉症スペクトラムとかADHDなんじゃないかな。だから、判断力や自制心を育てるプログラムなんじゃないかな。

 

小脳と側頭葉を強化したいんだけど

   もしライフハックというものが、もとい療育が、苦手なことをカバーするためにあるのなら、ニャタが必要としているのはバランス感覚とか言語能力なんだ。前頭葉も強くはないんだろうから、鍛えてもらっても良いんだけどさ。脳みそなんて、一人の人間なんて、どうせ一塊なんだから。 

 

オーダーメイドが基本でしょ

  健常児/者から障害児/者を取り出して特別な対応をとってくれるなら、せめてそれぞれの障害に合わせて考えないと、何がやりたいのかわからなくなっちゃう。

 ADHDで衝動性が強いこの子は前頭葉を強化して、苦手を軽減しよう。社会性は十分だけど運動も言語も遅れをとっているこの子も前頭葉を強化して、ええと、とりあえず障害児だから療育しとこう。…そういうこと?

  ニャタは得意げに、療育で習ってきた、音楽の途中で突然止まるダンスを踊っている。満足そうだからいいんだけど。あなた向けのライフハックは、お母さんが開発してあげないといけないね。

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