ごめんそのサイン分からない
サインが伝わらなくて怒る。息子が私に対して怒る。私はと言えば、「分かってあげられなくてごめんね」という気持ちにはならず、「まあ私たち前言語的に仲良くやってんだから、いいじゃんそんな怒らなくて」と思ってしまう。
いや別にあなたがトマトと言いたくて両手で作った丸を、私がジャガイモと解釈したからって、困らないじゃん。料理してるわけじゃなし。目の前のおかずに、両方入っているんだから。トマトだジャガイモだ言う前に、自分でスプーンもって食べてくれよ。
それだけ伝えたい気持ち大事だね
それであまり気にしてなかったんだけど、そういえば、伝わらなくて怒るのって、最近の成長に伴う変化だ。何かを伝えたい気持ちの強さ。正確に伝わっていない、という判定。更には、私の言葉の聞き取り能力も身についているのね。
そして、ふんふん怒る迫力。おまえ、お腹が空いても泣かない子だったのにね。ずいぶんと立派になったものだ。
お母さんが謝ればいいんでしょう
結局、そんなふうに相変わらずへらへらしてる私を前に、息子も何となく拗れずに、「お母さんしょうがないなあ」みたいな感じになっている。
いや、キミがしゃべれないことが本当は問題なんだよ。何で「理解できないお母さんが悪い」みたいになっているんだ、この事態。
まあいいか。「ニャタの自己肯定感は強いなあ」という親バカコメントで、この文章は終わり。