よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

離乳食の選り好み

 うちのたっちゃん(0歳7か月)は、初めは離乳食をよく食べた。といっても、初めは重湯からスタートしてお粥だけだから、米が好きだからというだけのことだったのかもしれない。最近では苦戦している。お粥は相変わらずよく食べる。お椀に顔を突っ込むようにして食べる。だけど、それ以外のものをなかなか食べない。特に、赤い物。ニンジン、トマト、いたずら心も半分で出してみた小玉スイカ。スプーンを見ただけで口を開けない。よく見えているなあと思う。色が。記憶力もあるのかなと思う。

 初期から中期に進んできて、味付けを少しするようになってからは、おかずもまあまあすすむ時がある。お味噌汁は大好き。もちろん、ほんのちょっとのお味噌で薄味。でも食いつきが全然違う。それから、卵。黄身だけすくって、お野菜を卵とじにしたり、卵雑炊にしたり。大好きらしくて、パクパク食べる。

 離乳食は難しい。メニューも、硬さも、量も、スピードも、食べさせ方も。でも、食べる喜びが、選ぶ意思が、子どもに芽生えていることを嬉しく思う。口の周りも、顔中も、テーブルも床も、お洋服も、あっちこっちぐっちゃぐちゃになっていくのを眺めながら、一口ずつあーんと入れてあげる時間も楽しい。