よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分中心の世界から抜け出す

保湿クリームの蓋を閉めたら、怒られた。ニャタがやりたいんだと。フン!と怒って、それでも取り合わないと、フンフン!!と言い出し、それでもお互いに譲れないことだと、鼻が赤くなって目がウルウルし口がへの字になる。 オモチャをここに置くだとか。洋服…

子どもといっしょに賢くなりたい

賢くなりたいと、ずっと思ってきた。でも、賢い方が幸せになれるとは限らないのかもしれない。 小学生低学年の頃、母親に前髪を切ってもらっていた。わざとか、失敗か、ずいぶん短く切られたことがあった。幼心に恥ずかしかった。明日、学校に行きたくないと…

本当の子ども

大好きな大好きな自分の子どもニャタ2歳だけど、何がニャタなんだろう。見た目も、性格も、病気で変わる。太ったり痩せたり、浮腫んだり、部分的に成長したりしなかったり、怪我をしたり手術をしたり、装具や補助具を付けたり。見た目は結構変わる。性格だっ…

この絵本で、言葉が増えたよ

0歳の頃から毎日読み聞かせをするとか、幼児なのに毎日何十冊も読む習慣をつけるとか、極端だと思う。それで上手く育った子もいるのかもしれないけど、じゃあ絵本を与えなければどうなったのか、あるいは別の子に同じようにせっせと読み聞かせをしたらどうな…

私のきのこちゃんから、人間へ

高級な生き物に育ってきた。ニャタ、2歳も半分過ぎていこうとする今日この頃。 積み木を箱から籠へ移す遊びをしていた。一つ、途中で落とした。彼はそれを、箱の裏、彼からは見えないところに隠した。隠蔽したな。失敗が嫌だ、なんて一丁前の気持ちを持って…

2歳児と過ごす休日に、自分の幸せを考える。

一日中、子どもといっしょにいる日が続けば、相当疲れるだろうと思った。実際、毎週月曜日の朝、職場に着くとすっかり疲れている。日曜日が一番体力を使う日だ。2歳のニャタと踊り、ボールを転がし、お散歩に行く。散歩に行く前には、ニャタを捕まえてオムツ…

子どもの障害で悩んだとき、助けてくれるのは当事者という社会の是非

弱音の一つも吐きたくなる。子どもの発達障害を心配するお母さんはたくさんいるのに、どうして世の中はこんななんだろう。世の中に期待しちゃいけない、自分なんかっていうのは身に染みてるけど、でも、子どものことだけは何とかしてあげたい。 ということで…

分かる人、分からない人

分かるとか、理解するって、何だろう。どうしたら、学べるんだろう。自分のことを振り返ってみる。テストで点がとれなかったのは、記憶量が足りなかったから。それは、記憶力というよりも、勉強時間の問題だったと思う。それに、出題範囲なんて膨大で、網羅…

授乳タイム

赤ちゃんが、おっぱいしてる時、目をつぶってる。目をつぶって、皮膚が接する感触と、匂いと味に、集中している。能動的に集中していると言うより、受動的に浸りきっている。チュパチュパチュパ。ゴクゴクゴク。 大人は外界の情報を、視覚からその8〜9割を得…

夫婦喧嘩必勝法

差別的な言動を正当化する発言とか、聞きたくない。どこかの誰かを傷つけてまで、欲望をのさばらせるのは醜い。 自分の古傷も疼く。もう聞きたくない。もう疲れた。もう嫌だ。 リアルの限られた世界で、丸裸だった私がかわせなかった攻撃的な言い方は、よく…

ドーマン法で画期的な育児ができる?

赤ちゃんを優秀に育てたい人、障害のある赤ちゃんを積極的に育てている人に、ドーマン法は役立つのか?前回の総論に引き続き、各論本の紹介です。 赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか (gentle revolution) 作者: グレンドーマン,ジャネットドーマン,ス…

脳障害児も発達させるという、ドーマン法を知っていますか。

素晴らしい療法なのか、はたまた高度な情報リテラシーを要求する危険物なのか。 「脳障害」をもつ子の発達を謳うドーマン法。その実際を知る中心的な書籍として、グレンドーマン、人間能力開発研究所「親こそ最良の医師」がある。 親こそ最良の医師 (gentle …

お菓子あげる

ぬいぐるみのクマと、2歳のニャタが向かい合って座っている。ニャタが玉子ボーロを、握りつぶさないように逃がさないように上手につまんで、クマの口元に寄せている。「あーうー」と謎の会話をしながら。「うんうん」と、やたらペコペコお辞儀をしながら。 …

なぜ人はブログを書くのか

はてな村のご利益か、グーグル検索のお情けか。毎日少なからずの方々が、このブログを読みに来てくださっていて、嬉しい。 でも、妊娠中にトコロテンとかオートミールをお勧めした記事が、いまだに一番人気になっている。生まれたニャタが、もう2歳になると…

脳のタイプってどこまで本当?

枠のないパズルを、とうとう完成させた。 何か月も前から、台紙付きのジグソーパズルはできていた。でも、くもんのジグソーパズルみたいな、枠の無いものはできなかった。やろうともしなかった。彼は、できなさそうなものには手を出さない主義らしいので、パ…

三輪車で颯爽と登場

一人で掃除機をかけていた。ニャタは、隣の部屋に置いてきた。テレビの前から離れないんだもん。「向こうの部屋、掃除機かけるから、一緒においで」と誘ったのに、「この部屋の掃除すればいいじゃん」と言われた。「いやいや、掃除したいの向こうの部屋だか…