よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

大人たち

ジイジがニャタに、「この夏たくさん歩いて、足はだいぶ筋肉がついた。腕がまだ細いから、体操をしよう」と言った。ニャタはバアバに、「足は筋肉だけど、腕が細いから、体操する」と伝えた。バアバはニャタに、「そんなことないよ! 腕も筋肉がついているよ…

主役から脇役へ

ふと見たら、ニコニコしてピチャピチャ叩いていた。ニコニコで良いけど、何だかやたらニコニコだな。っていうか、ピチャピチャ? 目を離したつもりはないけど、コップをひっくり返して、溢れた水を手でピチャピチャ遊んでいた。やるな、ニャト。やってくれる…

産後の自分のこと

とにかく、何もできなかった。オムツも替えられないと思ってしまった。できないじゃ済まないのに。手は動く、痛いけど、赤ちゃんの世話ができないほどではない。今思えば、頭が動かなかったのだ。思考抑制というらしい。暗い気持ちでは無かったので、楽しく…

母親になってしまった

ジイジとバアバは近所で別居している。直接の連絡は、ほとんど取っていない。それなのに、ジイジが西瓜をくれた日にバアバが桃をくれたり、10分も違わずに電話をかけてきたり、ニアミスを頻発する。性格の不一致があるとは言え、いわゆる長年連れ添った夫…

分からず屋とサヨナラ

ニャタが言うことを聞かなくてヒヤヒヤする。文字通り言うことを聞かせたいんじゃなくて、事故にあったりするのが心配なのだ。道を歩いていて向こうから自転車が来る。危ないから端に寄りなさい、と言う。しかし、彼は動かない。 一言で言うと、こだわりみた…

兄弟の食事風景

ニャタは自分で食べない。怒ってやらせると食べられるけど。 2人で食べていた時、私1人がスプーンを持って2人の口に交互に運んだ。私おかず、ニャタご飯、私おかず、ニャタご飯、みたいに延々と食べてしまうことがあった。 ニャトが生まれ、なぜかベッドに置…

0歳も6歳も、不思議な生き物

赤ちゃんの能力は底知れない。0歳7ヶ月になったニャトは、言葉をよく理解しているように見える。「へえ、へえ、へえ」と情けない声で訴えてくるのが得意。今朝は、夫が着替えをさせたら嫌がってぐずっていたので、「ありがとう、は?」と促したら、「あぎー…

6か月の兄弟

寝る前のニャト授乳中、ニャタが寄ってきた。「抱っこいいですか?」。いいよと答えれば、私の膝の授乳クッションを枕にして、嬉しそうに横になる。これで抱っこということにしてくれるのだ。 あえて、ニャトを視界から外してみる。ニャタの頭を撫でながら、…

看板を立てる、その時の心持ち

ニャトがおっぱいを噛む。歯が生えて痛い。「メメよ」と強く言ったら、なぜかニャタが泣き出した。夫はニャタを見て爆笑。ニャトは目をくりくりさせている。そんな3人の気持ちが分かるようで分かり切らない私。 今日もニャトはおっぱいを噛み、私が注意した…

子どもたちがうるさい

ニャタは何と小学生になる。ここまで育ってくれて本当にありがたい限りなんだけど、もう隠し切れない事実、うるさいのである。「何て言った?何で?僕は違うと思う。ねえ、○○って言って!」 2人目が生まれるまで、ニャタをうるさいなんて思ったことなく、む…

赤ちゃんと謎の生き物

ニャトは座りたがる。首をぐらつかせながら、寝返りの練習を始めた。うつ伏せを嫌がるどころかやりたがるようになり、何だか前方へ移動する。ますます話が通じるようになってきた、気がする。ニャトはどんどん変わっていく。3ヶ月までを十分に楽しみ、楽しま…

言葉にできない毎日を、子どもたちと。

同じ日々は続かない。特にニャトは今どんどん育っていく時だし。だけど、そう思って今をやり過ごすことは、すごく難しい。何気ない小さな幸せを、いつも意識して生活することはできないように。失われて初めて気づく類のことってある。 日々変化していくニャ…

ニャタの策略

朝ご飯をニャタに食べさせながら、自分も食べていた。ニャトが生まれた直後は、プラス授乳も同時にできた。3ヶ月経って、ニャタが重く力強く動くようになったのと、自分が疲れているのもあるのか、同時に食事は2人までにしている。 ニャトが声を出し、ニャタ…

ニャトの初笑い

「この子、声を上げて笑うわね」と、バアバが言った。ニャタの時もそうだったし、ニャトはそうならないように注意していたけど、やはりバアバに先を越された。そう言うと、「あら悪かったわね」と、若干の後悔と隠しきれないプライドが、バアバの言葉に透け…

守るべき者たち

ニャタを預かってくれるという話が、複数からある。バアバが短時間とか一晩とか、ショートステイとか。考えると私が寂しくて、とてもお願いできない。授乳中に物を持ってきてくれたり、役に立つところもある。でも、それだけじゃない。授乳中に食事やオムツ…

兄と弟

ニャトが泣き出すと、ニャタが真っ先に駆けつける。親は疲れているので、特にパートナーもいると、一瞬ためらってしまう気がする。でも、ニャタはまっすぐに駆けつける。「おしっこか? うんちか? おっぱいか?」泣いている理由を考えて、どれでもなさそう…

兄は弟を受け入れた

お兄さんになったニャタは、生まれたてのニャトの面倒をよく見る。泣きだせば駆けつける。自分が寝るとき、起きるとき、ニャトが寝ているとき、起きるときに挨拶する。(寝ているニャトの耳元で大きい声を出して、起こしてしまうことも多々あるけれど。)ニ…

会話の機微

夜になってお腹が張ってきたので、もしや陣痛が始まるかと期待した日。 私「もし夜中にニャトが生まれたくなったら、ニャタのこと起こさないで病院に行ってくるね。カアカアの代わりに、バアバが来てくれるからね。その時は、朝起きたら、バアバが横にいるよ…

話し方の癖

バアバ「一昨日、交番の前の柵に、赤くて丸いこのくらいの電気が付いてたんだよ。それが昨日はもう無くなっていて、何だったんだろう」 ニャタ「ピンポン」 バアバ「はい、どなたですか?」 ニャタ「お巡りさんです」 バアバ「一昨日、(以下略)」 ニャタ「…

赤ちゃんを迎える準備(きょうだい児編)

「できるだけ、やるよ」「考えてみるよ」という夫の返事にイライラしてしまう。生まれくるニャトを迎える準備をしているのだけれど。ニャト父でありニャタ父ではなかった夫は、あの修羅場を知らない。 ニャトの妊娠はプラスの体験になるかと思ったら、ニャタ…

子どもたちを頼りにして

怪しげな音と光を出して動き回るB級っぽい玩具と、ニャタと、寝室に閉じこもっていた。ニャタのご意向により。実に楽しそうに、結構延々と遊んでいた。その幼さが愛しかった。この幸せな時間がいつまでも続かないことを思って悲しくなった。なんで私は昔から…

興味津々のお喋りさん

「間もなく一番線に快速イタチコバチ行きが参ります。危ないですから、白線の内側までお下がりください」と、ニャタのアナウンスが聞こえる。iPadでホームを映した動画をよく見ている。イタチコバチは、私には東日本橋に聞こえたけど、そんな行先の電車は無…

泣き虫ニャタ

泣きながら寝るという珍しい夜。寝ようとしたら、布団の上に玩具があったので、棚に片付けるように言った。最近わざとやる急いだ動きで、棚に乗せるときにはもう振り返っている状況で、玩具は床に落下。これは私がいけないんだけど、そばには充電中のiPadが…

新生活へ、一緒に頑張ろう。

ニャタの座右の銘を、「待てば海路の日和あり」から「向上心」に変えたいと思う、今日この頃。でも、変わっているのは私の方。お腹が大きくなって、ニャタがわざと落とした玩具を拾ってあげるのがしんどい。 はじまりは、ニャタがまだ本当に小さくて、玩具を…

不思議なニャタ、謎のニャト

トイレに入っていたら、怪しげな足音が聞こえてきた。そっとドアを開けたら、「すみません、浅草線を見たことがありますか?」と、そこに立つ小さな人に聞かれた。「あるよ、今度見に行きたいのかな?」と言ったら、「ありがとうございます」とニャタは去っ…

ニャタを泣かせた

理性か本能か、最近ニャタを叱りすぎてしまう。以前は全くそんな気持ちにならなかったのに。申し訳ないけど、妊娠と関係ないとは思えない。下の子が生まれても、ニャタには出来るだけ今までどおり接して行こうと思ったのに、まだ生まれてもないのに。 私の体…

揺れるお兄ちゃん

「10月に、お誕生日来たら、僕とバアバがお世話するから、カアカアは遊んでてね」と言われて、何かと思ったら、10月予定日の第2子のことだ。2か月ほど前に妊娠を告げたときには、「僕、赤ちゃん」「抱っこは僕を先にしてね」と言っていたから、ずいぶ…

頑張れニャタ

ニャタは受難の日々である。ただでさえ、私が妊娠して繊細な心に家族の変化を感じているのに、私が妊娠のしんどさに加えて妊婦検診でダイエットを指示された辛さで、イライラしてニャタにあたっている自覚がある。本当にごめんね。でも、ごめんで済ませられ…

寝起きの涙

ある日、バアバが菖蒲の花を届けてくれた。こどもの日のお祝いに。ちょうど、ニャタはお昼寝から起きる時間で、まだ起きていなかった。顔を見て行ってよ、とバアバに上がってもらって、寝起きをバアバが抱っこした。バアバは予定があったので、それで帰って…

大きい赤ちゃんと小さい赤ちゃん

「赤です」と自己紹介するようになった私の大きな赤ちゃんは、今日も元気そうで幸いである。「5歳です」と名乗る時もある。 お腹の中の人は、元気なのだろうか。今日は仕事が忙しく、気づいたら14時になっていて、慌てて食べた。まだ小さい人を飢えさせてし…