よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

有名な精神科医のありがたいお話

いかにも、さすがな、中井久夫先生のお話。しかも、看護師たちに語りかける口調で、読みやすい。「こんなとき私はどうしてきたか」医学書院より。 患者から医療者への暴力に言及し、具体的な対処を述べているところも、貴重だった。その件についてはそっとし…

障害児はかわいそう?

「かわいそう」と言われることが、嫌な人がいる。「障害があるなんて、かわいそうな子どもだね」と言われるのは嫌な母親の方が、多いのかもしれない。 「かわいそうなんかじゃない」というのが、その理由のようだ。歩けなくたって、しゃべれなくたって、IQが…

介護で困る人、困らない人

「介護するからだ」という本を読んだ。 介護の現場に学者さん(著者の細馬宏通氏)が潜入して、そこで行われていることを、私たちにわかりやすく解説してくれる。もしかしたら、介護者の人たち自身さえ言語化、つまり意識化してないことも、立ち現れる。そし…

命の選別と綺麗事

出生前診断の話題が最近増えて、当事者として、複雑な気持ちだ。 例えば、妊娠する女性は葉酸をサプリ等でも摂取することが勧められている。ママの体内に葉酸が足りないと、赤ちゃんの神経系に障害が発生するリスクが高まるからだ。それから、妊婦さんや周り…

生まれてきて、良かったね

子どもの障害をカミングアウトする時、少し戸惑う。気にしないで言った方がいいのかなと思っていたけど、「あまり気楽にいいふらすと、聞いた方が反応に困っちゃうでしょ」みたいなことを注意されてから、余計に困るようになった。 それでもお伝えしておきた…