実録東京生活

この世界を楽しく生きていくために。

自分が好きなもの、あなたもどうぞの精神。

 さっきまでは、たっちゃんとポーちゃんと、お風呂に入っていた。最近、たっちゃんはポーちゃんのお世話が大好き。お風呂にも連れてきて、湯船に入れる。セルロイドのような赤いお人形のポーちゃんは、お湯に浮かんで、カランコロン鈴の音を立てていた。

 お風呂からあがって、たっちゃんはおっぱいをする。そういう習慣になっている。その時、右の胸をたっちゃんがくちゅくちゅしながら、左の胸にはポーちゃんがぐりぐりと押し付けられていた。たっちゃんが、おっぱいしながら、ポーちゃんにもお母さんのおっぱいを飲ませている。何とも、くすぐったいような、甘酸っぱい気分になった。

 ポーちゃんもおっぱいしようなんて、たっちゃんは優しく賢い子供に育ったなあと思う。自分がおっぱいする月齢で、お人形にもと考えられるなんて、稀有な赤ちゃんだ。あ、違う。たっちゃんはもう、とっくにおっぱいを卒業している年齢だった。2歳3か月。でもまだ歩けないし、しゃべれないんだから、それにおっぱいも生まれてすぐは上手にできなくて、やっと少し前から楽しめるようになったんだから、良いと思う。良い悪い言ったって、どうなるものでもないし。

 たっちゃんはたっちゃんで、すくすく育つ。その優しい気もちを、賢い心を、いつまでも大事にしようね。